富山県高岡市にある本龍寺のブログです
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母親の実家（富山市）におしょうらい（御招霊）という習慣があって、直径7-10センチ程の太さ、背丈７０センチ程の長さの竹に稲藁（いなわら）や麦藁の束を縛り付け、火を付けて松明とするお盆の行事があります。特に浄土真宗の行事ではないのですが、北陸に昔から伝わっているみたいで、あの世である彼岸から三途の川を渡ってこの世に帰ってくるご先祖様の川面を照らす道案内や目印の意味合いがあるそうです。
子供の頃、祖母に連れられて「おしょうらい・おしょうらい」と声を出して竹を回していましたが、いつの間にか行かなくなり、最近、親戚に子どもたちが増えてきたので、行事が復活し、火が大好きな子供たちは大喜びで楽しんでいたようです。
「亡くなった祖母が喜んでいるよ」と言われた叔母の言葉に普段なら真宗と違うことは否定的になってしまう私も、妙に納得してしまいました。
子供の頃、祖母に連れられて「おしょうらい・おしょうらい」と声を出して竹を回していましたが、いつの間にか行かなくなり、最近、親戚に子どもたちが増えてきたので、行事が復活し、火が大好きな子供たちは大喜びで楽しんでいたようです。
「亡くなった祖母が喜んでいるよ」と言われた叔母の言葉に普段なら真宗と違うことは否定的になってしまう私も、妙に納得してしまいました。
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７月２８日～２９日にかけて、香川県の研修会に参加してきました。そこで“なるほど”と思ったことがありました。
トークセッションではパネリストのひとり、華道の池坊次期家元池坊由紀さんが言われた言葉です。先人たちが苦労して築き上げ、現代にまで残っている「型」というものは、今の私たちにとって苦労なく取り入れられることができる素晴らしいものであると言われたことでありました。
これは、仏教にも通じていると思います。お釈迦様がお示し下された様々な道を、親鸞聖人をはじめ先人たちが、苦労して私たちにより伝えやすく確かなお念仏という「型」を残してくださいました。時代が変わってもその「型」、お念仏の心だけは大事にしていかなければと思いました。
トークセッションではパネリストのひとり、華道の池坊次期家元池坊由紀さんが言われた言葉です。先人たちが苦労して築き上げ、現代にまで残っている「型」というものは、今の私たちにとって苦労なく取り入れられることができる素晴らしいものであると言われたことでありました。
これは、仏教にも通じていると思います。お釈迦様がお示し下された様々な道を、親鸞聖人をはじめ先人たちが、苦労して私たちにより伝えやすく確かなお念仏という「型」を残してくださいました。時代が変わってもその「型」、お念仏の心だけは大事にしていかなければと思いました。
覚悟という言葉がありますね。辞書をみると、危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすることと言います。最近、二人の政治家（トップと除籍されたトップ）が、覚悟を決めた行動があったかもしれませんが、実は覚悟という言葉は、仏教からきた言葉なんです。
「覚悟」は、真理をさとる、真理に目覚めることを意味し、覚も悟も同じく（さとる）ことですが、覚は不覚に、悟は迷に対して用いる。つまり、迷いを脱し、真理を悟ることだそうです。
そういった意味で、仏教語ではなく現在使われている覚悟はもしかしたら、他力本願（仏教語と現代語では全く違った解釈がされています）みたいにある意味私たちの都合のいい言葉に変えられたかもしれません。
「覚悟」は、真理をさとる、真理に目覚めることを意味し、覚も悟も同じく（さとる）ことですが、覚は不覚に、悟は迷に対して用いる。つまり、迷いを脱し、真理を悟ることだそうです。
そういった意味で、仏教語ではなく現在使われている覚悟はもしかしたら、他力本願（仏教語と現代語では全く違った解釈がされています）みたいにある意味私たちの都合のいい言葉に変えられたかもしれません。
順位をつけることはどう思われますか？これは、AKB４８というアイドルグループが総選挙と銘打って話題となった、いわゆるファンによる投票を行い順位をつけて話題になったことです。投票のルールに（一人一票ではなく、CD一枚購入すると一回投票ができる）問題はあるかとは思いますが、二百人以上の中から一位を決め、六十四位までは発表をされる。当然名前がでない人、悔し泣きする人もたくさんおられます。
近年、運動会等で順位をつけることが良くないことだと言われていますが、本当にそうでしょうか。人間の本来である、誰もが平等に素晴らしい人生を生きられるということにおいて、確かに順位を作って下位になったりすると、自信をなくしてつらい人生を歩んでしまう人が出てきてしまうかもしれません。
しかし、定期的に順位をつけていったり、挽回ができる機会を作る等の仕組みを変化させれば、順位をつけていくことも自分にとっていい経験になっていくのではないかと、夢に向かってまい進している若い女性の涙を見て思いました。
近年、運動会等で順位をつけることが良くないことだと言われていますが、本当にそうでしょうか。人間の本来である、誰もが平等に素晴らしい人生を生きられるということにおいて、確かに順位を作って下位になったりすると、自信をなくしてつらい人生を歩んでしまう人が出てきてしまうかもしれません。
しかし、定期的に順位をつけていったり、挽回ができる機会を作る等の仕組みを変化させれば、順位をつけていくことも自分にとっていい経験になっていくのではないかと、夢に向かってまい進している若い女性の涙を見て思いました。
就職活動の失敗を苦に自殺する若者が増えているようで、二〇〇七年からの四年間で二･五倍に増えたとの報道がありました。昨年発生した東日本大震災では、今一度命の尊さにふれ、自分にできることは何なのかを見つめなおした若者が多く見られていましたが、同時期に就職活動の失敗で自ら命を絶つ若者が増えている現状があるようです。
採用されない自分と将来に対しての不安が襲ってくるのかもしれませんが、これからの日本社会に必要な人材であり、少しでも「自分が必要」なんだと実感してもらえる若者が増えていってほしいのと、ひとりひとりが心豊かに生きることを考えていくことが、大事なのではないかと思うことです。
古いですが、２００５年の公共広告機構のＣＭでこんな言葉がありました。
『命は、大切だ。 命を、大切に。そんなこと、何千何万回言われるより、あなたが大切だ。誰かが、そう言ってくれたら、それだけで、生きていける。』
必ず誰かが、あなたを大切に思っています。
採用されない自分と将来に対しての不安が襲ってくるのかもしれませんが、これからの日本社会に必要な人材であり、少しでも「自分が必要」なんだと実感してもらえる若者が増えていってほしいのと、ひとりひとりが心豊かに生きることを考えていくことが、大事なのではないかと思うことです。
古いですが、２００５年の公共広告機構のＣＭでこんな言葉がありました。
『命は、大切だ。 命を、大切に。そんなこと、何千何万回言われるより、あなたが大切だ。誰かが、そう言ってくれたら、それだけで、生きていける。』
必ず誰かが、あなたを大切に思っています。